JRに乗っているとあちこちで『名探偵コナンミステリーツアー北九州』の広告を目にします。
実は私、JR西のミステリーツアーが大好きで、参加は今回で10回目になります。
過去9回参加しているものの、今年は娘(4才)を連れての初参加。
小学生じゃないとミステリーツアーは厳しいんじゃないかな?と思っていましたが、案外大丈夫でした。
この記事ではこれまでの参加経験から、JR西ミステリーツアーのおすすめポイントと所要時間などについてご紹介します。
※公式ホームページで公開されている情報は載せていますが、それ以上のネタバレは含みません。
※私の個人的な感想が多々含まれますので、参考までにお読み頂ければと思います。
※この記事の写真は過去のミステリーツアーで撮影したものです。

JR西日本のミステリーツアーとは

JR西日本のミステリーツアーは、旅行会社のツアーでよくある「目的地が当日までわからない」というツアーではありません。
ストーリーを読んで出題された謎に対し、目的地を巡りながらヒントを集め、犯人を推理するというものです(個人旅行)。
WikipediaによるとJR西では1996年に行われた「金田一少年の事件簿ミステリーツアー」が始まりのようで、現在は「名探偵コナン」が定着しています。
捜査に必要な『チェックポイント』を回り真犯人の名前を書いて応募すれば、抽選で素敵なプレゼントが当たります。
捜査上の重要度は低めですが、立ち寄ることでいいことがある(?)『お楽しみポイント』も用意されています。

「名探偵コナンミステリーツアー北九州」概要

●ツアー実施期間:2018年7月21日(土)~2019年2月11日(月・祝)
●応募締切:
【ハガキ】2019年2月15日(金)当日消印有効
【アプリ・ツアー専用ホームページ】2019年2月11日23:59まで
※アプリから応募した場合はハガキでの応募は無効。
●捜査エリア:北九州エリア、宗像・福津エリア

どうやって参加するの?

「名探偵コナンミステリーツアー北九州」の場合、大きく分けて2つの参加方法があります。

1.おトクなきっぷ
JRの窓口で「北九州・光と海の道ミステリーツアーきっぷ 」を購入する方法です。
往復の新幹線指定席、指定の観光施設への入場券、JRなど現地の指定交通機関のフリーパス、ツアーキット引換券がセットになっています。
新幹線で小倉まで行き、小倉駅でミステリーツアーの参加に必要なキットを引き換え、現地での移動はフリーパスを利用。
そして上記の指定観光施設というのが『チェックポイント』になっているので、この切符を買えば現地での捜査に必要な費用は特にかからないといっていいでしょう。
あとは宿泊場所を確保するだけです。
知人の家に泊まるとか、現地ホテルの優待券を持っているなどの場合はこちらがおすすめです。
2.旅行プラン
旅行会社で「名探偵コナンミステリーツアー」のプランを申し込む方法です。
旅行会社で申し込めば、「1」の切符一式、キット引換券に加え、宿泊施設もまとめて手配できます。
私はいつもこちらの方法で申し込んでいます。
プランによっては特典がついていたり、レンタカーの申し込みができたりします。
旅行会社によって選べるホテルの選択肢が違うので、色々な旅行会社のパンフレットを見比べてみてください★
2泊3日の場合だと、とりあえず1泊分をパンフレットから選んだら、残り1泊を自分で手配できる旅行会社が多いです。
どんな利用ができるか旅行会社に確認しながら、自分たちが回りやすいような行程を組むことをおすすめします。

詳しくはこちらをご覧ください。

私のミステリーツアー参加歴

こんな感じで20年くらい前から参加しています。
本当は毎年参加したいのですが、たまたま行ったばかりの観光地で開催されることもあり、飛び飛びになっています。
※昔の記憶なので、開催年など多少間違いがあるかもしれないことをご了承ください。
1999年【松山・道後温泉】金田一少年の事件簿
2002年【金沢・和倉温泉】探偵学園Q
2002年【関門海峡】名探偵コナン
2004年【金沢】TRICK
2006年【松江】犬夜叉
2009年【城崎温泉・出石】名探偵コナン
2011年【岡山・倉敷】名探偵コナン
2012年【長崎】名探偵コナン
2013年【熊本・阿蘇】名探偵コナン
2018年【北九州】名探偵コナン
2000年代前半までは色々な漫画やドラマとコラボしていて、期間も3~4か月と短め。
1年に2回、別の場所で開催されていたこともありました。
現在は1か所で半年以上に渡って開催されるのが定番となっています。

ここが子連れでも安心!

1.ファミリー層を意識したソフトなストーリー
「名探偵コナンミステリーツアー」は、殺人事件を扱うようなハードなストーリーではありませんので、子連れでも安心して参加できます。

実は以前は(私が参加した中では2004年の「TRICK」までは)、殺人事件が起きてそれを解決するストーリーでした。
私の記憶では2006年の「犬夜叉」は宝探し系のストーリーで、それ以降の「名探偵コナン」は事件は起きるものの人が死なないストーリー(傷害事件、人探しなど)だったと思います。
当初はミステリーツアーの参加者を大人に想定して、「金田一」や「TRICK」などとコラボしていたと思うのですが、途中からファミリー層をターゲットにし「名探偵コナン」に一本化されたようです。
同じ「名探偵コナン」でも2002年のときは殺人事件だったはずで、ファミリー層に絞るにあたり内容もソフトなものに変更されたのだと思います。
ミステリーに殺人事件は付き物でしょ!という意見もあると思いますが、家族で参加するならソフトなストーリーの方がありがたい。
というわけで、小学生くらいの子なら安心してストーリーを共有しながら楽しめます♪

2.難易度は易しめ
JR西のミステリーツアーはファミリー向けなので難易度は易しめです。
チェックポイントをすべて回り、集めた手がかりを総合的に考えると、犯人は1人に絞られます。
チェックポイントのヒントもわかりやすく非常にあっさりしたもの。
ヒントは写メで撮影して、後でホテルや帰宅してからゆっくり考えることができます。

以前はストーリーが連続殺人など難解なものだったので、チェックポイントでは映像を見たり音を聞いたり、スマホがない頃は必死でメモを取ったり・・・とにかくうんうん唸りながら推理をしていた記憶が;
チェックポイントを全部回ったのに答えがわからない~なんてことも(内容が大人向けだった頃の話です)。

現在は本当に易しめなので、子どもの前で大人がいいところを見せられます★キリッ
ちなみにストーリーは昔からそうなんですが、小説や漫画と違って断片的な文章なので、状況を理解するのに時間がかかります。
私のように普段本を読まない人間は頭をフル回転しなくてはなりません。
特に具体的な地名(今回の旅行先)がいくつも出てくるので、土地勘がないと「いつ」、「誰が」、「どこで」というのがわかりづらいかもしれません。
子どもとストーリーを共有するときは、大人が先によく読んで、噛み砕いて伝えてあげるとよいと思います。
3.あらかじめ公開されたチェックポイント
公式ホームページを見れば、現地で回るべきチェックポイントがあらかじめ公開されています。
今回の北九州なら、『捜査本部ポイント』1か所、『チェックポイント』5か所、『お楽しみポイント』5か所とそれぞれ具体的な場所まで判明しています。
【北九州エリア】、【宗像・福津エリア】でそれぞれのチェックポイントの数がわかっていれば、全体の時間配分を考えて宿泊地をどこにするか決めやすいですよね。

以前は漠然とした行き先、例えば【小倉エリア】、【宗像・福津エリア】はあらかじめわかっているものの、当日になって初めて現地で回るべきチェックポイントの数や具体的な場所が判明していました。
確かにその方がワクワク感はあるのですが・・・、非常に行程が組みにくかったのです。
当日チェックポイントが判明して、「1泊2日じゃ回りきれへんのと違う!?」とか「宿泊は●●にした方がよかったなぁ」て焦ったことも。。
そのような声が多かったからか、ここ数年はあらかじめ立ち寄るべきチェックポイントの場所もあらかじめ公開されるようになりました。
どこを回るか当日までわからないのもミステリーツアーらしくていいんですけど・・・。
当日バタバタして子どもを振り回すことは避けたいので、あらかじめ具体的な行き先が決まっているのはありがたいです。

所要時間はどれくらい?

目いっぱい効率よく動けるなら、1泊2日でも『チェックポイント』、『お楽しみポイント』をすべて回ることは可能です。
大体いつもそんな感じなので、所要時間は丸2日と言えるでしょうか。
その代わり旅行中はミステリーツアーに集中して、他の観光はほぼできないと思っていた方がよいかと思います(かなりタイトスケジュールかも)。
真犯人を推理するのに必要な『チェックポイント』だけを回るなら1泊2日で十分で、多少観光する時間もあります。
以前に私が1泊2日で参加したときは『お楽しみポイント』は捨てて、『チェックポイント』だけを回っていました。
ただ、やはりおすすめは2泊3日。
ギリギリのスケジュールだと、電車の遅延や乗り間違えなどで、『チェックポイント』の施設の閉館時間までに間に合わないという可能性が十分にありえます。
『チェックポイント』も『お楽しみポイント』も両方回るつもりで行動した結果、時間が足りなくてミステリーツアーの謎解きに絶対必要な『チェックポイント』をすべて回れなかった・・・という事態は避けたいところ。
特に子連れの場合、何かとトラブルが起きがちなので、余裕のあるスケジュールの方が安心です。
予備日が1日あるという感覚でいると、お楽しみポイントにも立ち寄れるし、ちょっと足を延ばして観光もできますよ♪

私たちが組んだ行程は・・・

「名探偵コナンミステリーツアー北九州」では、2泊3日でこんな行程を組みました。
【1日目】小倉周辺捜査⇒小倉泊
【2日目】宗像・福津捜査(貸切タクシー利用)、門司港捜査⇒門司港泊
【3日目】門司港レトロ観光
1日目に小倉周辺の捜査が終わらなかったら2日目に、2日目に門司港の捜査が終わらなかったら3日目に回れるような行程です。

旅行会社は、以前から会員になっている「近畿日本ツーリスト」を利用しました。
「近畿日本ツーリスト」の名探偵コナンミステリーツアーの宿泊プランには、夕食付のものがありません。
小倉泊はターミナル駅ということで、いくらでも夕食を食べられるお店を探せそうだと思いましたが、門司港はちょっと不安。。
子連れでお店が見つからずうろうろする(かもしれない)のは嫌だなぁと思い、門司港泊は個人でホテルを手配し、朝・夕食付きにしました。
ホテル自体は近畿日本ツーリストのパンフレットに載っているところだったんですけどね;
小倉泊の方は朝食付きで旅行会社で手配しました。

【おまけ】プレゼントは当たるの?

毎回ミステリーツアー後にハガキで回答を応募し、正解者の中から抽選でプレゼントが当たります。
私が当たったのは2002年の「探偵学園Q」のときの1回だけで、オリジナル写真立て(?)が当たりました。
ちなみに同じ回に一緒に応募した母も同じ写真立てが当たったのですが、漫画を描いているさとうふみやさんのサイン入りというさらにレアな賞品だったのがいい思い出です^^
その他の回では当たったことはありません。
本当にたくさんの方が参加されているんでしょう、なかなか当たりません。。
プレゼントについては「当たったらラッキー」くらいに思っていた方が気楽です(^_^;)

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください

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