我が家では旅行と言えば鉄道やバスなど公共交通機関を利用した旅。
今回はお盆休みに主人の家族と一緒に1泊2日で志摩スペイン村に行くことになり、私が旅行の予約を担当しました。
主人と娘(4才)と私、主人の両親と妹の6人です。
今回は炎天下のテーマパークということで、息子(1才)は私の実家でお留守番です(来年は一緒に行こうね)。
みんな働いているのでなかなかお休みが取れない!ということで、昨年もお盆にこの6人で旅行に行きました。
恒例行事化しつつありますね~。
私はJRの予約はこれまでにかなりの回数しているのですが、近鉄特急の予約についてはほぼ初心者。
JRのやり方が当たり前だと思っていると色々つまづきますね;
お盆の時期に近鉄電車を予約したときの様子を、しくじりを交えて記事にしました。
かなり長いのですが、大事な情報はここを見ればわかるよう、ひとつの記事にしています。
※私自身ほとんど経験のない近鉄特急の予約なので、本当はもっと便利な方法があったり、私が書いている内容がイレギュラーな出来事だったりするかもしれないです。その点はご容赦ください。

インターネット予約について

近鉄特急は全席指定のため、乗車するにはあらかじめ特急券(指定席)を購入する必要があります。
駅の窓口、旅行会社、インターネットで購入が可能ですが、今回はインターネットを利用します。

インターネット予約、発売サービスには、会員制のものと、会員登録なしのものとが選べます。
会員登録すればインターネットで特急券の予約、購入が可能です。
また、予約のみインターネットで行い、駅の窓口で支払いと特急券の受け取りをすることも可能です(引き取り期限まで)。
会員登録なしの場合はインターネットで特急券の予約とクレジット決済を行います。
インターネットで予約したら、すぐにクレジット決済をしなければならないというところが大きな違いです。

近鉄の予約に慣れていない私は綿密なシミュレーションが必要ではないかと思い、実際の予約画面を確認しておくことにしました。
人気の特急の場合、操作に戸惑って出遅れたら命取りですので、予約画面に目だけでも慣れておこうかと;
発売開始の数日前に、ひとまず会員登録をせずに今予約が取れる日付の予約画面に進んでみると、座席表から席を選べるということがわかりました。
グループの旅行ではやはり並びの席を取りたいですからね、座席表を見ながら席が選べるのはありがたいことです。
その後、決済は後日窓口の方がいいかななんて思ったので、試しに会員登録してみました。
ログインして予約画面を確認すると、あれ、さっきと違う!
明らかに会員登録なしのときと予約画面が違うのです。
しかも私の使い方が悪いのかもしれませんが、座席表が表示されません。
結局どれだけ触っても座席表は表示できませんでした。
※画面の違いについては、実際の予約画面でご確認ください。
少なくとも私は、会員制の予約画面に使い勝手の悪さを感じました。
というわけで、特急券が発売開始になれば会員登録なしの画面で予約しようと思ったのでした。

近鉄特急「ビスタカー」

行きは2階建て電車のビスタカーのグループ専用席を予約することにしました。
4両編成のうち2両が2階建てになっていて、階下席がグループ専用席(3~5名)となっています。
私はビスタカーに乗ったことがなくて、「2階建てかっこいいなぁ、階上席に乗ってみたいなぁ」と思っていました。
今回旅行するにあたって近鉄電車のホームページを見て、階下がグループ専用席になっていることを初めて知りました。
行きはやはり子どものテンションが高いですからね。
周りに迷惑をかけないように、半個室のグループ専用席の利用にはみんな賛成でした。

1両につきグループ専用席は2室。
2階建ては2両のため、1編成でグループ専用席は4室しかありません。
近鉄特急は乗車1ヶ月前の10:30から発売開始(JRは10:00発売なので時間が異なります)。
すぐに埋まるかなと思っていたのですが、発売開始と同時に予約画面にアクセスしたところ普通に予約でき、出発5日前でも1室は空室のままでした。
今回は大人5人で予約しましたが、グループ専用席は特に追加料金もなく、通常の特急券の料金でした。
私は会員登録なしで予約したのですが、当日はスマホで特急券を提示すればOKという、チケットレスなシステムとなっています。
ただ、乗車券は駅の窓口などで別途購入しなくてはなりません。
JRだと乗車券も特急券と一緒にインターネット購入して、駅でまとめて発券という流れが多いので、うっかりしていると乗車券も買った気になっていたかもしれません。(乗車券については後ほど・・・)

観光特急「しまかぜ」

主人と私は乗車したことがあるのですが、電車好きな主人のお父さんのために、是非片道は「しまかぜ」を取りたいと思いました。
お父さんはお仕事が忙しくて、以前から乗りたいと言っていた「トワイライトエクスプレス」にも結局乗れないまま、運行が終了してしまいました。
「しまかぜ」も一度乗車してみたいと言っていたので、予約をがんばりますよー。
「しまかぜ」は大阪上本町ー賢島、京都ー賢島、名古屋ー賢島をそれぞれ1日1往復しています。
奈良だと、大和八木駅なら京都発着と大阪上本町発着の両方が停車するため、行きも帰りも2本の「しまかぜ」から列車を選ぶことができます。
といっても、行きは2本とも昼の12時を過ぎてから鳥羽駅に着くようなダイヤ。
帰りは15時台、16時台に鳥羽駅発のダイヤなので、めいっぱい観光しようと思ったらちょっと不便な時間帯に走っているんですけどね。。
今回は帰りに「しまかぜ」を利用しようと思い、16時台に志摩スペイン村の最寄の鵜方駅を発車する列車を予約することにしました。

「しまかぜ」にはプレミアムシート、洋風個室(3~4名)、和風個室(3~4名)、サロン席(4~6名)があります。
今回は人数の関係で個室は予約できませんので、プレミアムシートかサロン席で予約します。
お盆だし元々人気の「しまかぜ」。
5席もまとまって取れるのか非常に気になりますよね。
私も気になったので、発売開始前日に実際に乗車する日の前日分の予約状況を確認してみました。
するとサロン席は予約開始と同時に満席になったものの、プレミアムシートは席が離れてもよいなら5席以上の空きはありそうで少し安心しました。

実際に乗車する日の予約が開始になると、まずはダメ元でサロン席を選択。
すると普通にサロン席を選択でき、購入情報を入力へ。
「なんだ、意外と取れるやん」と思いながら名前やカード情報を入力し、購入確認画面へ進んだところ、「空きがありません」と。
「サロン席を選択した時点で仮押さえになってないの!?」って思いました。
私は会員登録しないで予約しようとしたので、情報の入力が必要だったのですが、会員の場合はこのあたりを割愛して予約確定まで進めるはずです。
きっと入力の必要がなかった方が先に予約確定にたどりついたのですね。
購入情報の入力をしたのが水の泡に・・・。
せめて席を選択した時点で仮押さえになってくれたら、ダメならダメで余計な時間を使わなくて済んだのになと思いました。
すぐに最初の画面に戻ると、もうサロン席は満席になっていたため、気を取り直してプレミアムシートの予約へ。
5人だと縦一列の並びなら空きがありました。
まだ発売開始から5分ほどしか経っていないのに、埋まりが早くて焦ります;
ちなみに、「しまかぜ」のプレミアムシートには、2人掛け席と通路を挟んで1人掛け席があるのです。
というわけで縦一列と言っても1人掛けなのですぐ隣は通路。
隣の人に気を遣う必要はありませんので、のんびりできるかなと思い、この縦の並びで予約を取りました。
でも本当はやはり2人掛けを取りたいなぁ、なんて思いながら予約サイトを眺めていたら、予約開始20分ほどで2人掛けが4列まとまって空席で表示されました。
おそらくキャンセルが出たのでしょう。
一度webサイトで決済していても、チケットレスの場合、3回までなら手数料不要で変更ができるのです。
※乗車人数が減る場合と、乗車する大人、子どもの内訳が変わる場合は手数料220円が必要です。
もし並びで取れたら、娘の席も子ども料金を払って取った方がいいのでは、という話が出ていたので、人数を「大人5人」⇒「大人5人と子ども1人」に変更して、2人掛けを並びで3列の6席で予約しました(人数が増える変更は手数料不要)。
このように予約開始後数時間はキャンセルなどで空き状況の変動が多くなります。
もし予約開始時に希望の席が取れなくても、しばらくはちょくちょく予約画面をチェックしてみて頂ければと思います。
もうひとつ、会員登録をすればインターネットで予約のみを行い、支払いは窓口で行うことが可能です。
その場合は予約日を含めて8日以内に窓口に行かないと自動キャンセルとなります。
キャンセルによる空席を狙う場合は、引き取り忘れなどによって空席ができるこのタイミングを狙うのもありではないでしょうか。

「まわりゃんせ」を買わなかったのは最大のしくじり!

さて前述の通り、特急券とは別に乗車券を購入しなければなりません。
近鉄電車で伊勢志摩方面への旅行と言えば、「まわりゃんせ」というメジャーな切符があります。
「まわりゃんせ」にはフリー区間までの往復乗車券、往復特急券、20施設の入場券などがついて大人9,800円(4日間有効)とかなりお得です。
20施設の中には志摩スペイン村(1DAYパスポート)も含まれています。
ただ、今回は宿泊するホテルに志摩スペイン村の2DAYパスポートが付いた安いプランがあったため、スペイン村のパスポートはすでに持っていることになります。
周遊しながら色々な施設に入場するならよりお得な「まわりゃんせ」ですが、今回は夏の暑い時期ということもあって1か所に留まる可能性が高いです。
それだと逆に「まわりゃんせ」にすると損になるかなと思って、購入しなかったんですよね。
志摩スペイン村以外の行き先がなかなか決まらなかったのですが、出発の10日ほど前に暑いから無難に鳥羽水族館にしようかと(混みそうだけど;)ということになりました。
鳥羽水族館は大人2,500円とまあまあ高いのですが、「まわりゃんせ」の対象施設に含まれています。
往復の特急券、乗車券は合わせて6,500円/人くらいだったので、鳥羽水族館と合わせると9,000円。
現地での移動(鳥羽⇒鵜方など)も「まわりゃんせ」ならフリーパスで特急にも乗れて便利だし、追加で切符を買う必要がないのも助かります。
金額面でも「まわりゃんせ」の方がお得だと思い、購入しようと思ったのですが・・・。
いくつか聞きたいことがあったのでコールセンターに問い合わせたところ、既に支払いが終わった特急券を「まわりゃんせ」に置き換えることは出来ないとのことでした。。
ちなみに先に特急の予約をした場合でも、支払い前でインターネットで予約だけ取っている状態の特急券なら「まわりゃんせ」に置き換えることができるそうでです。
ただしそうするためには、会員制の予約画面から予約を取らないといけなかったですね(会員登録なしだと、予約と同時にクレジット決済が必要なため)。
実際、鵜方駅からスペイン村までのバスが片道380円、往復760円と結構高くて、トータルの交通費を考えると「まわりゃんせ」を利用した方が明らかにお得でした・・・。
特急券購入前に迷わず「まわりゃんせ」を買えばよかったなぁと後悔しました。

乗車券は「鳥羽水族館割引きっぷ」

「まわりゃんせ」は諦めて、乗車券は別の切符で購入する必要があります。
色々考えたのですが「青春18きっぷ」は近鉄電車では使えないし、回数カードだと損になっちゃうし・・・。
「近鉄週末フリーパス」という3日間有効な切符があるのですが、土日を挟まないと使えないようで、今回はお盆とはいえ平日なので対象外となってしまいました。
そんなとき近鉄のホームページで見つけたのが「鳥羽水族館割引きっぷ」
発駅から鳥羽駅までの往復乗車券と鳥羽水族館の入館券がセットになった切符です。
値段は発駅によって変動するのですが、私たちの場合は往復乗車券と鳥羽水族館の入館券を別々に買った場合より1,200円くらい安くなりました。
ちなみにこの切符、鳥羽湾めぐりとイルカ島の割引券もついてきます。
これはあくまで割引券で、この切符を持っていたらタダで利用できるわけではありません。
ホームページには具体的な金額が書かれていないのでコールセンターに聞いてみると、1,800円が1,700円になるとのこと(これはガッカリ・・・)。

窓口で端末に情報を入力して発券してもらったのですが、「支払いはカードで」と言うと、「すみません、発券し直します」と。
なぜカード払いだと発券し直しになるのかすごく不思議ですが、駅員さんにもう一度端末に入力して頂くことになり、申し訳なく思いました。。
カード払いの場合は先に伝えておくとスムーズです。

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お盆に近鉄特急「ビスタカー」のグループ専用席、観光特急「しまかぜ」の予約にチャレンジした結果は、無事に予約が取れました。
予約が取れて嬉しい気持ちと、不慣れすぎて疲れたなぁという気持ちと半々です(^_^;)

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