最近、小学校では「オンライン授業」の取り組みが行われています。
わが家の子ども達も、学校から支給されたタブレットで、タブレット学習やオンライン授業を試みています。
先日、児童でコロナ感染の疑いが発生して、最年長の学年のうち、1クラスが学級閉鎖になりました。
学級閉鎖中はオンラインによる授業を行ったのですが、保護者も想定外の波乱の授業だったそうです。

想像はしていましたが、オンライン授業は大変ですw

タブレットの向こうの子どもは好き勝手し放題!

まず授業が始まると、マイクもカメラもON状態なので、子どものいる場所(ご家庭)の生活音が入りっぱなし
そして、オンラインでクラスメイトと繋がっているのにも関わらず、ある子はゲームをやりながら、ある子は寝っ転がりテレビを観ながら。
オンラインで授業は始まっているのにタブレットを置いて好き勝手し放題。
「○○ちゃん、見えているよ!」「写っているよ!」と注意しても気に留める様子はなく、1日中、家でのオフモード全開でタブレットを繋いだだけだったそうです。
また子ども達が好き勝手、同時に話すのでまったく授業にならならず、そのカオスなオンライン授業の状態に親は呆然とするしかなかったそうです。

家と教室では空気が違いますからね。

タブレットの向こうの先生も好き勝手し放題!

また別の日にも面白いオンライン授業があったそうです。
この日のオンライン授業の教科は家庭科。
児童がオンラインで参加すると、突然、家庭科の先生が料理を始めたとのこと。
子ども達は調理の手順や先生が作る料理の様子をタブレットで見ているだけだったそうです。
もはや先生もYouTubeのライブ状態。
そして親御さん達は学級閉鎖中に「オンラインで体育がなくてよかった」とホッとしたそうです(家で体育の授業をやることになったら、大騒ぎになりますものね)。

個人的にはこの授業内容、好きですw

わが家の初めてのオンライン授業の様子は・・・!

そんなわが家でも平日にオンライン授業の練習がありました。
学校でビデオ会議ツールの使い方を習い、何度か試して使用しているとのことでしたが、いざ自宅で使うと・・・!
タブレットの文字入力が大文字になっていてログインできなかったり、スピーカーがデフォルトで消音になっていたりと不具合連発。
お試しオンライン授業の日は、パパが隣にいたので無事に対処できましたが、予想通りスムーズに繋がりませんでした。
3rdのクラスでは、お試しオンライン授業の時間内に7人も入って来れず、不穏な空気が流れていました。
タブレットやパソコンを使用して子どもだけオンライン授業に参加するには、実際使う環境で練習が何回か必要なんだなと実感しました。
そして兄弟がいて兄弟同時でオンライン授業をする場合、離れてもらわないとお互いのタブレットからの音が紛れてしまうので、自宅で使用する場所にも配慮しないといけないと感じます。

いつも学校に来る子が参加しないと「大丈夫かな?」と心配になりますよね

一番大変なのは現場の先生!

小学校のオンライン授業の取り組みは始まったばかり。
子どもも親も環境に慣れるまでは大変ですが、一番大変なのは対面で授業を行うことが当たり前だった先生方だと思います。
授業のペースについてきている子や、苦手な子を把握しながら、授業を進められる対面式の授業と、オンライン授業では「距離感」が違います。
カメラの先の児童をフォローしながら『クラス全員に理解してもらえる』という授業を行うには、従来通り担任の先生ひとりだけの対応では非常に難しいと思いました。

「オンライン」だけで子どもはテンション上がります。

タブレット本体トラブルも発生!

オンライン授業の前にこんなトラブルもありました。
2ndの場合はタブレットの不具合による通信エラー。
原因はタブレット内のSIMカードが何らかの衝撃でズレてしまっていたらしく、ネットが繋がらない状態になってしまい、オンライン授業前日までタブレットが使えない状況でした。
2ndは「自分がタブレットを壊したのかも」と思い、大人に報告せず自分で修復しようとしたみたいです。
チラッとエラー文が見えたので、親から担任の先生に相談したら、すぐに代替機を借りられたのでよかったのですが・・・。
漢字や英語のエラー文が表示されていても、タブレットが壊れたのか、一時的に使えないだけなのか、正常なのか子どもでは判断はつきません

タブレットが正常に稼働していることが前提のオンライン授業なので、オンライン授業が日常的に行われる環境が整う日はまだ先なのかなぁと感じた小学校のオンライン授業でした。

以上、小学校で使用する前提のタブレットは、何か異常が起きたら「おうちの人に、このがめんをみせてね!」という警告文が出て、子どもが自発的に報告してくれるようなデザインになって欲しいなと思う伊藤でした。



※小学校で貸出中のタブレットはSIMカードを手動で抜き取ると盗難防止のため、管理センターにアラートが発信されるとのことでした。
今回の通信エラーはSIMカードが何かしらの原因でズレてしまっていたため、管理センターにアラートが発信されず、2ndの不具合が通知されていませんでした。
正常な故障だったら遠隔で不具合や状況が分かるそうです。

オンライン授業がスムーズに行える日が来ますように!

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください

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